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2008年10月30日

旅行業界に携わる全ての皆様へ

ガイアの夜明けでも紹介された、あのベルテンポトラベル代表高萩さんのメールマガジン
で非常に共感させられる内容が記載されてました。

転載させていただきます。


~ここから~

●若者の旅行離れ


業界向けメールマガジンを読んでいたら「若者の旅行離れ」が顕著で、
旅行業界をあげて対策が必要だとの記事が掲載されていました。

旅行業界では「若い人が旅行をしなくなっている」との認識が
常識になっています。

“専門家”の分析では、曰く、

・子供の頃から親と海外旅行などを経験しており、
 卒業旅行などであえて海外旅行に行こうと思っていない
・携帯電話やゲームなどの出費が大きく、旅行に回すお金がない

などと言われています。

専門家の分析ですから、それなりに根拠があるのでしょう。
でも、私はそうは考えていません。

若者が旅行から離れているとしたら、それは「旅」を楽しい体験、
貴重な体験と考えるベース。もっと言うなら文化や歴史、芸術や
人と人との交流と言った、旅の本質的な楽しみを伝える努力を
旅行、観光業界側が怠っているからとしか、私には思えません。


社会全体が経済合理性を最優先させ、アナログなものや人間味を
感じさせることを排除して言った結果、人は「感じる力」が弱く
なってしまいました。


私の汽車旅好きの友人が言っていました。


 ローカル線の旅に行ってみると、レトロな街には「張りぼて感」。
 ホンモノらしさがまったくない。
 ディーゼルカーにはトイレがない、窓があかない・・・。

 青春18切符を買って、電車を乗り継ぐ旅をしようとすると、
 途中の駅では停車時間が短く、売店で弁当すら買えない・・・。


私は子供の頃から旅が大好きでしたが、そこには人間の温かみがあり、
アナログな世界があり、ゆったりと流れる時間がありました。


今、レトロブームで懐古趣味的なイベントやキャンペーンが
盛んに行なわれていますが、お客の側がそれを「造られたもの」と
感じてしまっています。

今の子供=若者は、旅好きが育ちにくい環境に生きています。

鉄道会社だけの責任とは思いませんが、長い目で見て電車好きが
育たないような環境を放置して置くことが、経営上好ましいとは
とても思えません。

エキナカビジネスは儲かるのでしょうが、それは本業の鉄道業の
ファンを育ててこそ、だと私は考えます。


同様に旅行業界も流通業から脱皮するべきです。

数を追いかける「目先の集客」ばかりやっていないで、
旅好きを育てる、そして旅の醍醐味を若者に体で教えるような、
そんな取り組みが欠かせないはずです。

安売り、叩き売りの安かろう悪かろうは、若者どころか多くの
お客さまから「どうせ、お土産屋に連れて行かれるのだろう」
「忙しいばかりで内容がない」「食事がまずい」と言われ続けて
いるのは承知しているはずです。

若者が旅行離れしていると言うよりは、多くのお客さまが
そんな「業界都合」のシステムから単に離れているだけです。


旅行離れではなく、旅行業界離れです。


私の旅行業界の恩人(故人)が、

「いいか、高萩。旅とはロマンだ。
 ロマンがなくなったら旅行業界は終わりだ。」

と遺言を残してくれました。

私はこの業界にお世話になっている限りは、
この言葉を絶対に忘れません。


今の旅行業界でロマンを語れる人がどれだけいるのでしょう。
こんな話を業界の大先輩が大勢いる講演でお話ししたら、
アンケートに、

「理想だけではメシは喰えない」と書かれてしまいました。

そう、理想だけではメシは喰えないのです。
でも目の前の現実でも、メシは喰えていなさそうなのが心配です。


答えは旅行業界の中にはありません。
正しい答えはお客さまの心の中にあるはずです。

お客さまの意向を無視して業界の繁栄なんてありません。

~ここまで~


若者の旅行離れ ということに関しては僕も感じています。

ただ「最近の若い人って携帯にお金かかるんで旅行に行かないそうですよ」などと
単純に考えていた自分を反省しました。


*若者の「旅行」離れではなく「旅行業界」離れ
*旅行業界も流通業から脱皮すべき



この二つの言葉は、この厳しい状況の旅行業界を生き抜くための大いなる指針となるの
ではないでしょうか。

更に深く考え、真摯に取り組んで行きたいと思います。

気づきをありがとうございます!

ベルテンポトラベルのHP


人生は今日が始まり。

2008年10月30日


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Posted by 平良 卓司 at 09:51Comments(0)旅行業界のダメなところ

2006年12月26日

人気業界ゆえの弊害

僕は旅行業界に携わって20年近くになりますが、今更ながら最近気付いた事。

それは、

 旅行業界は人気業界 

ってこと。


弊社は2008年度の新卒採用に向けて動いているのですが、今の時点で学生のエントリー数が800名を越えてます。

エントリー数800名という数が採用初年度の僕らには今ひとつピンとこないのですが、中小の他の会社に比べるとかなり多い数らしいです。

世間に対する知名度からするとほとんどゼロに等しい、創業2年の我が社です。

そこにこれだけの人数の新卒者が興味を持ってくれるということは、旅行業という世界に憧れている人がそれだけ多いということでしょう。



旅行業界は人気の業界である反面、定着率がかなり低いところでもあります。

旅行業界に夢と希望を抱き憧れの業界に就職できたにもかかわらず、数年後には業界を去っていく若者のいかに多い事か。


夢と現実は違う。考えが甘い。


こういう企業側の意見も確かにあるけれど、現実を包み隠さずしっかりと事前に説明すればこういったミスマッチはかなり防げるはず。

そしてなによりも、新入社員を育てようとする意識が欠如している企業側に大きな問題があると僕は考えてます。


来る者拒まず。去るもの追わず。
大量に入社させて、我が社にあうものだけ残れば良い。
足りなくなればまた募集すればすぐに人は集まる。


旅行業界にこういった考えのトップが多いのは事実。


「多くの企業は入社試験はやってるけど、採用活動はやってない」

と、ある有名な社長が言ってましたが本当にその通りだと思います。


不人気業界の場合、入社してくれた人が宝。
その貴重な戦力が会社を去っていかないように、そして、会社を支えてくれる人材に育っていくように。
不人気業界の会社の場合は、自社の存続をかけ、人材採用&育成に真剣に取り組んできたと思います。



人気業界ってことに胡坐をかき続けると、今に業界そのものが危うくなります。
(いや、すでに危ういところまできてるかも)

驕れるものは久しからず。icon09  


Posted by 平良 卓司 at 11:06Comments(2)旅行業界のダメなところ