我が社の目的、それは“旅行”というフィールドで社員全員が毎日楽しく生き生きと働ける場を提供すること。つまりは社員満足度120%! お客様を喜ばすことが社員の喜びに繋がる。 九州一親切な旅行会社を目指してブループラネットツアーは邁進し続けます。 生きること・仕事をすることの目的は“成長すること”と僕らは考えます。 価値観の合う仲間をたくさん増やして、ワイワイガヤガヤと旅行業界全体を巻き込む!

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2006年12月26日

人気業界ゆえの弊害

僕は旅行業界に携わって20年近くになりますが、今更ながら最近気付いた事。

それは、

 旅行業界は人気業界 

ってこと。


弊社は2008年度の新卒採用に向けて動いているのですが、今の時点で学生のエントリー数が800名を越えてます。

エントリー数800名という数が採用初年度の僕らには今ひとつピンとこないのですが、中小の他の会社に比べるとかなり多い数らしいです。

世間に対する知名度からするとほとんどゼロに等しい、創業2年の我が社です。

そこにこれだけの人数の新卒者が興味を持ってくれるということは、旅行業という世界に憧れている人がそれだけ多いということでしょう。



旅行業界は人気の業界である反面、定着率がかなり低いところでもあります。

旅行業界に夢と希望を抱き憧れの業界に就職できたにもかかわらず、数年後には業界を去っていく若者のいかに多い事か。


夢と現実は違う。考えが甘い。


こういう企業側の意見も確かにあるけれど、現実を包み隠さずしっかりと事前に説明すればこういったミスマッチはかなり防げるはず。

そしてなによりも、新入社員を育てようとする意識が欠如している企業側に大きな問題があると僕は考えてます。


来る者拒まず。去るもの追わず。
大量に入社させて、我が社にあうものだけ残れば良い。
足りなくなればまた募集すればすぐに人は集まる。


旅行業界にこういった考えのトップが多いのは事実。


「多くの企業は入社試験はやってるけど、採用活動はやってない」

と、ある有名な社長が言ってましたが本当にその通りだと思います。


不人気業界の場合、入社してくれた人が宝。
その貴重な戦力が会社を去っていかないように、そして、会社を支えてくれる人材に育っていくように。
不人気業界の会社の場合は、自社の存続をかけ、人材採用&育成に真剣に取り組んできたと思います。



人気業界ってことに胡坐をかき続けると、今に業界そのものが危うくなります。
(いや、すでに危ういところまできてるかも)

驕れるものは久しからず。icon09  


Posted by 平良 卓司 at 11:06Comments(2)旅行業界のダメなところ