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2015年12月27日

サル山の掟

先日、マレーシアからきた17歳のジュン君を別府観光に案内しました。
半日は地獄めぐり、翌日は高崎山。

日本の地獄とサル山を喜んでいただけたと思います。

(おどけるジュン君)


僕自身別府は月一くらい通ってて地獄は何か所かは回ったことあるけど、一度に全部(8+1)
巡ったのは小学校の修学旅行以来かもface06

高崎山は娘が小さいころ行ったきりなのでたぶん10年ぶりくらい。

高崎山は案内のおじさんがず~っとマイクでしゃべりっぱなしで、達者なおしゃべりに
予想以上に楽しめました。僕は。


ニホンザルの習性を教えてくれ、へ~っと思ったことがあったのでちょっとシェア。


高崎山に生息しているサルの群れは現在B群とC群。

A群はというとC群との闘いに敗れ山の上から下の餌場に降りてくることができなくなり、
消滅したとのこと。なので今はB群とC群の二つのみ。

当時800頭以上いた最大勢力A群はC群というよりは、たった一頭のサルに負けた。
それがかの有名な高崎山史上最強のサル「ベンツ」!ベンツすげぇ~。ベンツ最強~!

(在りし日のベンツ)


で、それはさておき、僕がへぇ~っと思ったのはサルの順位。

高崎山のサルは群れの中で順位が明確に決まっていて、その順位は年齢の順でも力の
強い順でもない。
その群れに入った順。

会社で言うと年齢よりも勤続年数の長い順から順番に序列が決まる。

なので、仮にB群でリーダーだったオスがC群のメスに恋してC群に移った場合、どんなに
力が強くて前職で輝かしい実績を残していたオスでも順位は最下位。

そこから徐々に頭角を現し、順位を飛び越えて一気に出世!
・・・ということはない。 最下位は最下位のまま。次の新入りが群れに入るまでは。


面白いのはリーダーから順にメスにモテるかというとそうではなく、メスにモテる順は逆。
最下位が一番モテる。一番モテないのがリーダー。

飯には不自由しないけど、メスには不自由だらけ。 それがリーダー。

なぜか?

そこが自然の摂理。

ニホンザルには夫婦という概念がなく、母親はいるけど父親がだれかは全くわからない。
本人、いや、本サルはもちろん母親もこの子の父が誰かは知らない。たぶん。

基本はゆきずりの恋。一度だけ(たぶん)の関係。

なのでその群れに長くいるオスは自分の父親である可能性が高い。

血が濃い血縁関係との子は生存上よろしくないので、父親との関係はなるべくさけたい。
できるだけ新しい血と交わりたい。種の保存の本能。

というわけで群れに長くいるオスはモテない。新入りはモテる。

なるほど。


そして解説のおじさんは続ける。

人間も一緒です。

私にも娘がいますが、小さいころはあんなに懐いていた娘も今では私のことをかまっても
くれません。 むしろ嫌っているようです。

それでいいんです。それが自然の摂理です。

年頃の娘が、パパ大好き~ というのはむしろおかしいのです。
自然の摂理に反しているのです。

娘さんをお持ちの世のお父さん方。

娘が自分のことを嫌いだしたら、ああこの子は順調に育っているな、と思いましょう。
それが自然の摂理なのです。


な、なるほど~(泣)

高崎山の飼育員のおじさん。
貴重なお話ありがとうございました!
これから強く生きて行けそうです! 

中一の娘を持つ(まだ嫌われてはいない。と思う)父親より。





  


Posted by 平良 卓司 at 09:18Comments(2)学び大好き!