怒らせ上手

平良 卓司

2007年02月02日 10:33

先日知り合いの業界関係者が来福してるということで飲みにいきました。


1軒めは仕事や昔話などで和気藹々といつもの楽しい飲みの席。
僕は普段はハシゴはせず1軒で帰るのですが、彼の強引なお誘いもあり2軒めへ。

彼は普段は陽気なおとこで仕事上も良いお付き合いをさせてもらってます。
今まで来福した折には何度か飲んだこともあり、楽しいお酒でした。

が、今回2軒目に至って今まで気付かなかった彼の一面を見せてもらいました。


そう彼は怒らせ上手なのです。


僕の知り合いが以前彼と飲んだときにキレて、「おもてにでろー!」 って騒ぎになったという話は
聞いていたのですが、その話を聞いた時はキレた知り合いに対して(ちっちぇーやつだな・・・)と
思ってました。


 「俺を切れさせたらたいしたもんだよ」

と普段だったら長州力ばりに余裕をかましたいところですが、その時の僕は正直やばかったですね。

非常に温厚なこの僕をそんな気持ちにさせるなんて、彼の腕も相当なものです。



様々なケースで人は怒ると思うけど、本来「怒り」というのは自分にとって痛いところをつかれた時に多
く発生する感情だと僕は思ってます。
(自分の理解の範疇を超える事象に遭遇したとき ってのもよくありますね)

身体的なことで言えば、僕の場合「○ゲ!」と言われたら怒るかもしれないけど(実際はもちろん怒り
ませんが)、「デブ!」とか「ちび!」とか言われても「はぁ~?\(´ー`;)/ 」てな感じであるわけです。


なのでむかっときたということは、僕の心の奥のいわゆる地雷を踏まれちゃったということでしょう。


彼の言に対して、

「自分の思いをうまく表現できない自分」
「実は自分でもそう思っていたことをずばり言われて動揺している自分」
に腹が立ったといえるかと。


そういったことを気付かせてくれるという意味では、彼のような「怒らせ上手」な知り合いも大事にする
べきなのでしょうか。
彼は自分の言ったことなんて翌日には間違いなく覚えてないと思いますが・・・


とは言ってもお酒の基本はやはり楽しくあるべきですよね。

楽しく飲みながら、何かひとつでも気付いたり気付かせたりできる飲み方をしたいものです。

お酒の飲み方についても日々精進であります。

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